『リズミカ(rhythmi-ca)』とは
~四則演算の暗算力を鍛える~
『リズミカ(rhythmi-ca)』は、計算の基本である四則演算を使うことで勝敗を決するカードゲームです。
このゲームは、「マスピード」という関西大学大学院の村川弘城氏によって考案されたカードゲームがヒントとなっており、私が子供とマスピードをしていたときに創案したものです。
さほど難しいルールはなく、「たしざん」と「ひきざん」ができればとりあえず遊ぶことができます。「かけざん」と「わりざん」ができるのであれば、かなり有利にゲームを進めることができるでしょう。
また、派生ゲームが創りやすいので、気軽に楽しんでいただき、あらたなルールを考案していただければと思います。
ぜひ、チャレンジしてください!
◆◆◆ あそびかた ◆◆◆ (ver.1)
『リズミカ』の‘かち’・‘まけ’は、“最後に持っているカードの数が少ないほうの勝ち”というシンプルなものです。
ここではトランプを使って「リズミカ」の遊び方を説明します。
1.カードを準備します。 | |
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ゲームで使うカードは“数字さえ書いてあればどんなものでもけっこう”です。 ※カードをご家庭で作ってみるのもおすすめです(数字は遊ぶ人の学力レベルに合わせて作りましょう) |
2.「ジョーカー」は使用しないので抜いておきます。 | |
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よく‘なんでもあり’として使われるジョーカーですが、ゲームとはいえ『勉強することが主目的』なので、基本的には はずします。 ただし、飽きてくることもあるかと思いますので、そのときには「ジョーカーがでたら積み上げたカードすべてを渡すことができる」といったような特別ルールを設けることもよいかと思います。 |
3.カードをよくきって数字を混ぜます。 | |
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偏った計算にならないよう、しっかりとシャッフルしましょう。 シャッフルが終わったら、テーブルの上に置きます。 |
4.お互いに1枚ずつカードを引きます。 | |
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カードを引く順は、じゃんけんや年齢順など、自由に決めてください。 引いたカードは“表向き(数字の見えるほう)”にして、自分の前に配置します。 |
5.‘じゃんけん’をしてゲーム開始です。 | |
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最初のカードを置いたら‘じゃんけん’をしてゲームをはじめます。 |
6.じゃんけんで負けたほうがカードを引きます。 | |
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ワンポイント: 「さいしょはグー」というのはテンポが悪くなるのでおすすめしません。 |
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じゃんけんで負けたほうは“山(置いてあるカード)の一番上から”カードを1枚引きます。 |
7.引いたカードで四則演算をおこないます。 | |
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引いたカードは表向きにして相手にも見えるようにします。 手持ちの一番上にあるカードと引いたカードで四則演算をし、結果が相手の一番上にある数値になれば“手持ちのカードすべてを相手に渡す”ことができます。 ワンポイント: これが『リズミカ』の基本ルールです。 |
8.計算結果が合えば、手持ちのカードすべてを相手に渡します。 | |
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左の写真では「7引く2は5(7-2=5)」となっているので、相手のほうへすべてのカードを渡すことができます。 |
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相手に渡すときは、引いたカードか、手持ちの一番上にあったカードのいずれかを上にして渡します。 ※左の写真では引いたカードを上にしています |
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左の写真では「2掛ける4は8(2x4=8)」となっているので、相手のほうへすべてのカードを渡すことができます。 |
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相手に渡すときは、引いたカードか、手持ちの一番上にあったカードのいずれかを上にして渡します。 ※左の写真では手持ちの一番上にあったカードを上にしています |
9.山(置いてあるカード)が無くなったら、手持ちのカードを数えて勝敗を判定します。 | |
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手持ちのカードが少ないほうの「勝ち」となります。 |
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意外と最後まで勝敗がわからないものです。 テンポよくやり取り(計算)して「リズミカ」らしくやりましょう♪ |